三木一哉、奈良山雅俊
北海道旭川市で市立中2年の広瀬爽彩(さあや)さん(当時14)が上級生らからいじめを受け、昨年3月に凍死体で見つかった問題で、市教育委員会(野崎幸宏教育長)が18日夜、広瀬さんが通っていた中学校で保護者向け説明会を開いた。市教委は再発防止策などを説明したが、終了後の出席者の受け止め方は様々だった。
説明会は非公開で、保護者は在校生と今年3月に卒業した生徒の親ら50人が出席した。説明会は、文春オンラインでいじめ問題が報じられ、昨年4月に開かれて以来となる。
終了後取材に応じた出席者によると、一部で報じられた教頭による加害生徒を擁護するような発言や、生徒の母親の相談を担任が断ったとされることについて問いただす場面もあったという。ある出席者は「まるで釈明会見だった。なぜ黙禱(もくとう)をしないんだ、という声もあった」と話した。
終了後取材に応じた市教委幹部は「黙禱は説明の後に全員で行った。教頭は自らの言葉で(報道された)発言を否定した。担任は市教委の聞き取りの際に(報道された)内容を否定したことを伝えた」と語った。
別の保護者は「先生方が発言のうわさをはっきり否定してくれてよかった。学校をどうしていくか、納得できる話をしてくれたと思う」と話した。
説明会には野崎教育長ら市教…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル